たるみの症状は「いつの間にかまぶたが重く感じる」「ある日突然ほうれい線がくっきりしていてびっくりした」というように知らず知らずのうちに進んでいきます。
たるみは加齢と共に進んでいきますが、20代でもたるみの症状に悩む方が増えてきています。
まだまだ関係ないと思っていてはいけません！
何もせずに過ごした場合としっかりケアした場合とでは天と地の差が出るお肌のたるみ。今すぐにでもなくしたい！とお悩みの方も正しいケアで改善することは可能ですので、あきらめずたるみ対策をしていきましょう。
たるみの原因①真皮老化
お肌のハリは年齢を重ねるごとに保つことが難しくなり、重力に逆らうことなくたるんでいきます。赤ちゃんのお肌のように弾力がある皮膚は角質層の水分量が十分に保たれていますが、加齢・紫外線・乾燥など様々な外的要因で水分量が低下するとバランスが崩れてしまいます。真皮層のコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸といったお肌の弾力を保つバリア機能の成分が少なくなることで、弾力を失ってしまいたるみが始まっていくのです。 真皮老化を防ぐためには紫外線対策や乾燥対策が欠かせませんので、日中は常に日焼け止めを使用し、丁寧なスキンケアを心がけましょう。
たるみの原因②表情筋の筋力低下
顔の表情筋は真皮層の奥でつながっており、実に40種類以上もあると言われています。私たちが普段の会話や喜怒哀楽の表情をするときに使う筋肉はたった3割程度で、残りの7割は動かしていないとされています。使っていない筋肉が7割もあるのですから、一日中誰とも話さない、笑わないといった表情筋を使わない生活を送っていると皮膚の衰えはどんどん進み、結果的にたるみにつながってしまいます。
表情筋は少し使うだけで筋力がアップする部位なので、固いものをよく噛んで食べたり、表情を豊かに過ごしたりなど日常生活の中に意識してお顔の筋肉を動かす時間を取り入れるようにしましょう。
たるみの原因③生活習慣
・ストレス
過度のストレスはストレスホルモンを分泌させ、お肌のターンオーバーのサイクルを崩してしまいます。
・喫煙
タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させるため酸素や栄養素が皮膚に運ばれなくなります。
・睡眠不足
成長ホルモンの分泌に必要な睡眠時間が不足すると、新陳代謝が悪くなり老廃物が溜まります。
・栄養不足
コラーゲンを作る上で必要なたんぱく質やビタミン・ミネラルが不足すると、お肌の新陳代謝の低下を招き、肌荒れしやすくなります。
・姿勢
最初にご紹介した通り、20代でもたるみに悩む方は増えてきています。そんな20代のたるみの原因として多く挙げられるのが「姿勢」です。特にスマートフォンの使用時に猫背になってしまい、お肌のしわやたるみに繋がることが分かってきています。首が前に出て顔を下げた状態でスマートフォンを長時間見ていませんか？下向きの姿勢の時間が長くなるとその分重力がかかってしまい、口もとや頬など顔のたるみが進んでしまうのです。スマートフォンを見るときは自分の視線まで機器を持ち上げるように意識し、お肌のたるみを予防しましょう。
たるみの原因④骨密度の低下
骨密度が低下すると、顔の骨も委縮して骨が痩せてしまいます。顔も身体と同じように骨によって支えられているため、骨が痩せてしまうと見た目にさまざまな変化が表れてきます。
例えば骨が痩せてしまうことで顔の筋肉を支えるじん帯が緩むと、表面の皮膚がたるんで全体的にシワが増え、ハリがなくなり、たるみが目立つようになります。眼窩と呼ばれる眼球の入っているくぼみの骨の縁が大きく広がり、目がくぼみます。
頬の骨がやせると、目頭の下から頬の中央あたりの斜め下に入るゴルゴラインやほうれい線はいっそう深くくっきりとしてしまいます。 そして、あごの骨がやせると、二重アゴになりやすくなり、1番年齢が現れやすいと言われている首にもシワが刻まれてしまいます。
美容液やパックなどでのお肌のケア、美容医療で外側からいくらケアしても変わらないという場合は、骨が原因である可能性があるかもしれません。
その場合、ヒアルロン酸を使ったリフトアップがオススメです。
ヒアルロン酸は骨や脂肪の減りを補うのが主な役割です。お顔全体を細かく見ると、額、こめかみ、目の下、頬骨の下、ほうれい線付近、アゴ周りと、ボリュームが年齢と共に減ってしまっている部分は多くあります。これらの部分にヒアルロン酸注入でボリュームを補うと、立体感のある滑らかな輪郭のお顔になり、若々しさが実現します。
■年齢だからと諦めないで！
頬がたるんでしまうのは年齢のせいだから仕方ない、と諦めるのはまだ早いです。頬のたるみは高級化粧品やエステ、美容整形などに頼らなくても、日常のちょっとしたこころがけで予防・解消することができます。
普段の生活を振り返りながら、今すぐにでもケアを始めて改善していきましょう！
