冬本番が近づいてきて、乾燥対策も本格的になる季節がきましたね。
乾燥が酷くなってくると、今まで行っていたスキンケアだけでは十分な保湿ができなくなります。乾燥は美肌、美白、お肌の全ての大敵であり、保湿は基本中の基本です。スキンケアも大切ですが、お部屋の乾燥対策や普段の生活の中でもできることはたくさんあります。
今回は普段の生活の中でも出来ることも交えて冬の乾燥対策と保湿についてお話しさせていただきます。
■日常で出来る乾燥対策
生活している中で、簡単に取り入れることのできる乾燥対策からご紹介いたします。
①水をたくさん飲む
お肌を乾燥させないためには、白湯での水分補給がおすすめです。冷たい水でも乾燥対策になるのですが血行や代謝を良くする効果があるため、できれば温かいものを飲むようにしましょう。喉が渇く前に、こまめに水分を摂ることで体に吸収しやすくなります。
②タンニン・カフェインを摂りすぎない
上記では、水分をたくさん摂ることが大切と書きましたが、コーヒーや紅茶、緑茶などタンニンやカフェインの多く含まれる飲み物には注意が必要です。
まず、タンニンには亜鉛の吸収を阻害してしまう働きがあります。体内の亜鉛が不足してしまうと、皮膚の健康維持ができなくなるため、乾燥対策として飲むには逆効果になってしまいます。また、カフェインには利尿作用があります。カフェインの過剰摂取により、せっかく体内に取り入れた水分を外に出してしまうため、気をつけなければなりません。
③ナッツ類を食べる
そう思った方も多くいらっしゃると思います。実はこれ、肌を守る「皮脂」を作るために重要になってくる食べ物です。「皮脂」とは各層の最も表面にある膜のこと。肌を乾燥から守るバリア機能の1つなのです。健康な「皮脂」はまず良質な「脂質」が必要になります。植物性の良質な脂質を摂ることでキメの整った肌になれるというわけです。
■お部屋の環境で乾燥対策
自分だけでなく、周りの環境にも気をつけましょう。
①加湿器をつける
加湿器では無くても、洗濯物や濡れているタオルを部屋に干したり、お湯を沸かすだけでも部屋
を潤すことができます。
②エアコンや電気ストーブを付けっぱなしにしない、長時間使用しない
石油ストーブの場合、石油は燃えると水と二酸化炭素が生成されるので、室内に水分を放出して くれます。しかしエアコンや電気ストーブは燃料を必要としないため、水は発生しません。二酸化炭素が出ないので定期的に空気の入れ替えをしなくても良いというメリットは大きいですが、 その分乾燥対策はしっかりとしておきましょう。
■季節に合った正しいスキンケア
夏は湿度も高く、気温が上がることによりべたつきやすいですよね。そんな夏と同じスキンケア を乾燥しやすい冬にしていたらお肌の水分不足になります。せっかくスキンケアをしていても、 美肌への道は遠のいてしまいます。
①洗顔の時はぬるま湯で
「ちょっとぬるいかな?」というくらいの温度で大丈夫です。熱い湯で洗顔してしまうと、お肌に必要な油分まで流れ落ちて、乾燥の原因になってしまいます。
②正しいスキンケア
実は化粧水などの基礎化粧品にも、お肌のどこの層に潤いをもたらすのか、どんな順番でつけるべきなのか、きちんと決まっています。いくら化粧水だけを浴びるように使っていても水分は肌から逃げていってしまいます。使用する化粧品1つ1つにどのような役割があって何のためにつけるのか、理解することが大切です。
【化粧水】 肌への水分を補給
【乳液】 潤いを保ち、肌を柔らかくする
【クリーム】 肌に蓋をして乾燥を防ぐ
順番としては油分の少ないサラサラしたものから使っていきます。油分のない化粧水で潤いをお肌の中に取り入れ、油分が少し入っている乳液を使い表面の層へ浸透させることで潤いを保ちます。最後に1番油分の多いクリームです。こってりとしたクリームで肌の表面に蓋をするというイメージです。
使用順によっては肌への浸透力に差が出てしまう場合もあります。
油分の多いものを先に使ってしまうことでお肌の奥に潤い成分が届かず、表面はベタついているのにお肌の中は乾燥しているインナードライのような状態のお肌になってしまうこともあります。
冬は大変乾燥しやすい季節です。また年齢や体調、ホルモンバランスによってお肌の健康状態は大きく変わってしまうものなので、油断をしていると乾燥によってひどい肌荒れになってしまうこともあります。
今回は日常で出来る乾燥対策をご紹介いたしました。簡単に出来ることも多いので、ぜひ今日から試してみてください!