数年ほど前から、ご自身の持つ魅力を最大限に活かす方法として、パーソナルカラーや顔タイプ診断、骨格診断などがはやり始め、今では『垢抜け』には欠かせないポイントとして重要視されるようになりました。
そこで今回は、顔の形がもたらす印象と輪郭タイプごとの適用施術をご紹介していきます!
顔型タイプとは?顔タイプ診断とはどう違う?
顔の形は、およそ6種類に分類できるといわれています。
以前当院のコラムでもご紹介した診断で、『顔タイプ診断』というものがありましたが、こちらは目やお鼻、口元の大きさや形、配置などでお顔の印象が変わるというものでした。
ですから、顔タイプ診断はお顔の形そのものというよりは、お顔の細かなパーツ自体の印象を知るためのツールと言えます。
一方、顔型タイプは目や鼻などお顔のパーツの形や大きさなどに関わらず、あくまでお顔の形のみで判断するものとなります。
顔型タイプがもたらすそれぞれの印象
こちらは6種類の顔型を一覧にしたものです。
目や鼻など、パーツの大きさや形、またお顔の大きさも一切変わっていないのですが、お顔の形によって印象が大きく変わっているのがお分かりいただけるかと思います。
卵型の輪郭
いわゆる理想の顔型といわれる形です。つるんとした形をしており、海外ではオーバルシェイプと言われています。
世界共通で美しいとされている顔型で、美容医療で輪郭を整える方の多くはこの卵型を目指すことが多いでしょう。
丸顔の輪郭
お顔全体にまるみがあるタイプです。こちらの方は太っていなくてもお顔が丸く見えてしまうので、顔だけ痩せないというお悩みをお持ちの方が多いタイプです。
周囲からは可愛らしくやや幼い・若々しい印象を持たれることが多く親しみやすいお顔型といえるでしょう。
面長の輪郭
お顔の横幅よりも縦幅の方が長いタイプの方が当てはまります。大人っぽく落ち着いた雰囲気で、かわいいというよりは美人という印象を持たれやすいでしょう。
いわゆる縦長のお顔をしている為、中顔面のバランスにお悩みの方が多い印象です。
ベース型の輪郭
額よりも顎の幅が広い方が該当します。意志が強くきりっとした印象を持たれやすいのが特徴で、骨や咬筋(こうきん)が発達している方に多く見られます。
男性や海外では比較的好まれやすい顔型ですが、どうしても四角いイメージが強いため、顎のでっぱり部分を整えたいと悩まれる方も多いでしょう。
逆三角形の輪郭
顎に比べて額の幅が広い方が該当します。顎がきゅっと小さく小顔に見られますが、ハチ周りがやや広いので、バランス的に頭が大きく見えてしまうこともあります。
大人っぽさと可愛らしさを併せ持っていて、髪型やメイクなどでどちらにもなれる万能なタイプです。
四角形の輪郭(スクエア型)
顎のラインが直線的で、まるみのある輪郭というよりは全体的に直線的な輪郭といえます。長方形型、正方形型の2タイプがあり、一覧に掲載しているのは長方形型です。
面長タイプと似た雰囲気ですが顎の横幅が面長タイプよりもやや広めです。正方形型は長方形型よりもさらに顎が短く、顔の縦幅・横幅が同じくらいで正方形に近い直線型です。
丸顔よりも顎先がさらに直線的と言えば分かりやすいでしょうか。
同じ四角型でも、面長に近いか丸顔に近いかで印象は大きく変わりますね。
四角型の輪郭を持つ方も、ベース型と同じく意志が強い印象を持たれやすいでしょう。
それぞれの顔型に合わせた輪郭の整え方
6タイプそれぞれの顔型について説明したところで、それぞれの顔型がどのような印象を持たれやすいかが分かってきたのではないでしょうか。
どの顔型が美しいということではなく、顔型それぞれにメリットとデメリットがあります。
ですから、ご自身がもっているタイプの印象とは違う印象を周囲に与えたい場合には、目や鼻などのパーツを変えるだけでなく、輪郭を整えることで印象を変えられるといえるでしょう。
たとえば、ベース型のお顔の方の印象はきりっとした意志の強い人というイメージですが、やわらかさのある可愛らしい印象にしたい場合にはでっぱりのあるエラ部分を小さくする施術や、お顔全体にまるみを足す施術を行うことで印象を変えられます。
それぞれに顔型のいいところがありますが、今回は美容医療において多くの方が目指す卵型の輪郭になる為に必要な施術をご紹介していきます。
【卵型】
もともと卵型の輪郭の方は、ここからさらに輪郭を整えることはあまりないかもしれません。やるとするなら、ヒアルロン酸や脂肪注入などで必要な部分にボリュームを足すくらいでしょうか。
【丸顔】
丸顔タイプの方を卵型の輪郭に近づけるとするなら、脂肪吸引や糸リフトなどが適用になることが多いでしょう。お顔の不要な部分のボリュームを減らしてあげることで、卵型の輪郭に近づけます。また、エラ部分が発達している場合はエラボトックスなども適用になることもあります。
【面長】
面長さんは、お顔の横幅にボリュームが足りないことで面長に見えている場合には、ヒアルロン酸や脂肪注入などで頬やこめかみなどにボリュームを出して卵型に近づけます。
しかし、骨格から変えたい・お顔を小さくしたいという場合には、骨切りというお顔の骨を切る手術が必要になります。ですが、骨切りはかなりリスクが高い施術ですから、軽いお悩みであればできるだけ骨を切ることは避けましょう。
【ベース型】
エラ部分が目立つ輪郭の為、エラを小さくすることで卵型の輪郭に近づけます。咬筋(こうきん)が発達している場合には、エラボトックスを継続的に打つことで筋肉の発達を抑えることができます。
こちらもエラの発達が筋肉ではなく骨の場合、骨切りが必要になってきますが、施術は慎重に考えましょう。
【逆三角形型】
もともと小顔なタイプなので、大きな手術などは必要ないことが多いですが、顎が小さすぎることが原因で顎が後退して見えてしまう場合には、顎のヒアルロン酸やプロテーゼなどが適用になるでしょう。
頭の大きさは変えることができませんので、髪型などでこめかみや頬骨などを隠して頭全体のバランスをとると良いでしょう。
【四角型】
長方形型は面長タイプと、正方形型は丸顔タイプと同様の施術が適用になります。あとは、顎先が直線的なので、顎のヒアルロン酸やプロテーゼなどを入れることで顎先を適度にとがらせて卵型に近づけます。
ここまで輪郭のみのイメージについてお伝えしましたが、当然、総合的には輪郭だけでなく目や鼻などのパーツを調整することでなりたい印象により近づけることもできます。
輪郭を整えたいからといって、骨切りなどの大掛かりな手術に踏み切る前に、まずはメイクや髪型などでカバーできることを試してみることをおすすめします。骨は一度切ったら元に戻せないだけでなく、お顔の麻痺など重篤なリスクを負うこともあります。
どんな施術をするにしても、必ずデメリットもありますから、メリットばかりを追いかけるのではなく、メリットとデメリットの両方をよく考えてから施術するようにしてくださいね。
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