10代の方から40代以上の方まで、非常に多くの患者様に人気の埋没法。以前のコラムでも埋没後のダウンタイムについてお話していますが、今回はもう少し詳しくダウンタイム中の過ごし方について解説していきます。
洗顔やコンタクト、お風呂など、日常生活に必須な行動はいつから大丈夫なのでしょうか。
■術直後~2日後
1番腫れや違和感が1番強い時期です。この時期は清潔なタオルやガーゼでくるんだ保冷剤を、まぶたに優しく乗せて冷やすのがおすすめ!
冷やす時間は明確な決まりがないので、まぶたがひんやりする程度でOKです。
【洗顔】
水洗いも洗顔料を使用した洗顔もOK。
ただし洗う際は優しくなでるように洗いましょう。稀に心配性な方や埋没が取れるのを恐がるあまりにまぶたを極力洗わないという方もいらっしゃいますが、逆効果です。
怪我をしたお肌と同じなので、洗わないことで逆に不潔になり、感染のリスクが上がります。
【お風呂】
シャワーはOK!普通にシャンプーなどをしても大丈夫です。
湯舟は『不潔』という扱いなので、感染を防ぐためにもまだこの時期はやめておきましょう。
【コンタクトレンズ】
コンタクトレンズはまだ控えましょう。使い捨てでないコンタクトの場合、レンズの洗浄不足から感染するリスクがあがります。また、レンズを入れる際に瞼に触れることでも感染リスクはあがります。
これは使い捨てレンズでもいえることですが、今はまだ極力安静に、清潔にすることを心がけます。
市販・処方問わず、普段お使いの目薬も直後から使用OKです。
【メイク】
目元以外のメイク(ファンデーションやアイブロウ、リップなど)はしてOK。
傷口がまだふさがっていないので、清潔を保つためにもアイシャドウはやめましょう。また、ファンデーションもまぶたの上(傷口)は避けるようにしてくださいね。
【運動】
身体が温まることで痛みが出やすいので、まだまだ運動はやめておきましょう。
海水浴やプールも不潔なので絶対にダメです。
■術後3日~4日後
埋没の種類にもよりますが、一般的にまだまだ腫れが強い時期です。人によってはこの頃から内出血が目立ってくる方もいらっしゃいます。
【洗顔】
日常生活通りでOK。まぶたは優しく洗いましょう。
まだ感染には気を付けたい時期なので、顔を拭くタオルなども清潔なものの使用を心がけましょう。
【お風呂】
湯舟はまだ我慢の時期です。
【コンタクトレンズ】
術後3日経過したら、いよいよコンタクトレンズの着用OK!
使い捨てレンズでない方は、レンズの洗浄をしっかり行いましょう。まぶたに触れる指や手も清潔に。
【メイク】
まだ目元のメイクは我慢しましょう。
クリニックによってメイクOKの時期は異なりますが、当院では少しでも感染のリスクを下げる為、目元のメイクは5日後まで我慢していただいています。
【運動】
軽いストレッチや軽めの筋トレ、お散歩などで身体をすこしずつ温めていきましょう。
腫れや内出血の引きをほんの少し早めてくれます。激しい運動はまだNG。
■術後5日後~1週間以降
人により、目立つ腫れが落ち着いてきます。内出血はまだ目立つ方もいらっしゃいますが、必ず引いていくので心配しなくて大丈夫ですよ。学校や仕事をお休みされていた方はこの時期からお仕事や学校をスタートさせてもよさそうです。
【洗顔】
清潔にだけ気を付けて、日常通りの洗顔でOK。
【お風呂】
術後1週間経過したら、ようやく湯舟に浸かってOKです。
【メイク】
ようやく目元のメイク解禁!
メイクをする際やメイクを落とす際は、ごしごし擦ったり強く押したりすることで埋没が取れやすくなる原因になりますので、あくまで『優しく撫でるように』を心がけましょう。
おすすめのクレンジングはオイル、ジェルです。
【運動】
術後1週間で激しめの運動もOKです。
筋トレなどで目をぎゅっと閉じることもまぶたへの負担にはなりますが、それを言い始めると普通の生活が送れないのであまり気にしすぎないようにしましょうね。
■マツパやマツエク、まつげ美容液の使用は1ヶ月後から
術後2週間を過ぎると内出血や腫れが落ち着くのでダウンタイムが終わったと勘違いしがちですが、厳密には術後1ヶ月~2ヶ月程度は少しずつ変化がある時期のため、まだダウンタイム中です。
目元の刺激を避け、感染リスクを抑えるためにもマツパやマツエク、まつ毛美容液はダウンタイムが終了する1ヶ月頃まで控えるようにしてください。
また、海水浴やプールも同じく1ヶ月は控えてください。
■術後の検診は必要?
埋没の施術であれば、その方法に関わらず当院では検診はありません。
モニター契約されている方のみ、1ヶ月後にモニター撮影に来ていただく必要があります。目元の違和感やトラブルなど、医師に相談したいことがある場合は、事前にお電話くだされば診察することも可能ですよ!