美容コラム

医療脱毛

医療脱毛にも種類がある!?知らないと『損』する違いとは

以前のコラムで、脱毛には医療脱毛とエステ脱毛があるというお話をしたことは覚えていらっしゃいますでしょうか。(詳細はこちら

こちらのコラムでは脱毛の種類による効果の違いなどから、医療脱毛をおすすめしました。

そこで今回は医療脱毛をもう少し掘り下げていこうと思います。これから医療脱毛をやっていきたいと考えている方には知っておいてほしい情報がたくさんなので、ぜひこのコラムを読んで脱毛機選びのスペシャリストになってください。

 

■医療脱毛の基礎知識”蓄熱式“と”熱破壊式”の違いを知ろう

そもそも医療脱毛における『種類』とはなんでしょうか。こちらは前回のコラムでも説明した通り、『体毛を作り出す細胞そのものを破壊』するその方法にあります。具体的にはレーザー脱毛とニードル脱毛ですね。

さて、私がおすすめするレーザー脱毛ですが、このレーザー脱毛の中にもさらに種類があることはご存じでしょうか。

『脱毛=医療レーザー脱毛がいい!』ということはわかっていても、そのレーザー脱毛の中にも種類があることを知っているという人は、実はそんなに多くありません。

医療レーザー脱毛には、”蓄熱式“と”熱破壊式”の2種類があります。熱破壊式はショット式とも呼ばれますが、どちらもレーザーの熱を利用して細胞を破壊することで毛が生えてこなくなるというメカニズムです。しかし、詳しく調べてみるとその熱の作用の仕方に違いがあるということが分かりました。

 

 

上の表を見てわかる通り、同じレーザー脱毛でも破壊できる細胞の種類やレーザー出力の強さそのものが違ったりと、なかなかに違いがあることが分かります。

それではひとつずつ項目を掘り下げてみましょう。

 

■毛母細胞を破壊するだけじゃダメ?バルジ領域を破壊できるメリット

まず、熱破壊式(ショット式)で破壊できる『毛母細胞』。毛母細胞は毛乳頭周辺の細胞組織のことで、毛乳頭から栄養や酸素を受けとり細胞分裂をすることで毛をつくりだしています。この毛母細胞を破壊することで、毛そのものを作り出すことができなくなるという仕組みです。ショット式はメラニン色素に反応して効果を発揮する為、濃くて太い毛を効率的に脱毛できます。

続いて蓄熱式の脱毛で破壊できる細胞、バルジ領域です。このバルジ領域は、2001年頃に新たに発見された幹細胞の一種で、毛母細胞に栄養を与え、毛の成長を促す司令塔のような役割を担っています。バルジ領域は毛母細胞に比べて比較的皮膚組織の浅い部分にある為、レーザーの出力をそれほど上げなくても脱毛効果を実感しやすいというのが特徴で、メラニン色素に反応しているわけではないので産毛などの細い毛にも脱毛効果を発揮します。

 

 

実は近年の脱毛業界では、毛母細胞だけでなくバルジ領域まで破壊することが重要視されています。『毛を作れ』という指令がなければ毛は作られないですし、逆に指令が出ていても毛を作る工場が壊れていたら毛は作られません。多くの蓄熱式の脱毛機はバルジ領域のみをターゲットとしている場合が多いのですが、脱毛機によっては毛母細胞とバルジ領域の両方に効果を発揮するものもあるので、脱毛機についてもよく調べてみることをおすすめします。

 

■”医療脱毛は痛い“はもう過去のハナシ!痛みに弱い人にこそおすすめの蓄熱式脱毛

医療脱毛と聞くとどうしても痛みの心配はつきもの。それもそのはず、蓄熱式の脱毛機が世に出てくるまでは医療脱毛は熱破壊式(ショット式)が主流だったからです。

ショット式の脱毛機は、高出力のレーザーを照射します。この方法は、脱毛の効果を早く実感できる反面、レーザーの出力が強い為にかなりの痛みを伴うというデメリットもありました。細胞を破壊しているのですから痛いのは当然と言えば当然なのですが、毛の濃い部分は痛みも強くなるため、あまりの痛みにVIO脱毛やヒゲ脱毛などを断念された方も多くいらっしゃるかと思います。

これだけ聞くと痛みに弱い方は医療脱毛に踏み出すのを躊躇してしまいそうですが、ご安心ください。そこで新たに登場したのが蓄熱式の脱毛機です。

蓄熱式脱毛は穏やかな波長のレーザーを連続で照射することで、皮下(毛包)に熱を蓄積させて細胞を破壊するという脱毛方法です。穏やかな波長と聞くと効果が薄いのではないか?と思われる方もいるかもしれませんが、当然ながらそのあたりも良く考えられています。蓄熱式脱毛は、施術の際に身体のパーツをエリア分けします。そのエリアごとに脱毛効果を十分に発揮する為に必要な熱量が違うため、そのエリアにあった設定をしてから脱毛を行います。その為、出力が穏やかでもしっかりと脱毛効果を出すことができるのです。

 

 

 

■脱毛の実感が早いのは熱破壊式(ショット式)

毛母細胞に向けて高出力のレーザーで施術を行うショット式は、痛みが強い反面施術を受けてから毛がぽろぽろと抜け始めるまでが比較的早いのも特徴です。毛が抜けると『ちゃんと効果があるんだな』と実感できるので、患者様からすると目に見えて効果が出るのはうれしいですよね。

それでは蓄熱式はというと、ショット式と比べると毛が抜け始めるまでが少し遅めです。ショット式がおよそ1週間程度なのに対し、個人差はありますが1週間~2週間とやや時間がかかるようです。しかし最終的にはショット式と同じように毛が抜けるのを実感できますし、抜け始めるまでが遅いからと言って脱毛の効果が弱いというわけではありません。効果があるな、と実感できるのが比較的早いのがショット式というだけなので、効果の面ではどちらの脱毛法でも同じだと言えるでしょう。

 

■産毛には効果なし!?ショット式の盲点

ショット式はメラニン色素に反応して効果を発揮する為、濃くて太い毛を効率的に脱毛できる反面、産毛のようなメラニン色素が薄い毛には十分に熱が届きにくいという欠点があります。また、肌が色黒の方は火傷のリスクが上がる為に施術が難しく、日焼けサロンなどで肌の色を黒くされている方などは施術ができません。さらに、脱毛は施術を続けていくと当然毛が薄くなってくるので、脱毛を始めた当初は効果の実感があったものの、後半は効果の実感が薄いということもあるかもしれません。また、すでにエステなどで脱毛を経験されており、薄くなっているという方にはあまりオススメできない方法です。

上記のことが心配な場合は、ショット式ではなく蓄熱式の脱毛機を使用しているサロンを選ぶのがおすすめです。蓄熱式はメラニン色素に反応しているわけではありませんので、肌や毛の色、細さに関係なく満遍なく効果を発揮してくれます。

 

 

 

■こんなクリニックに注意!蓄熱式脱毛のデメリット

様々な面でおすすめできる蓄熱式脱毛ですが、いくつかデメリットもあります。

まず、穏やかなレーザー出力なので、施術の際にエリアにより決められた熱量を十分に照射できていないと脱毛効果の実感が薄い場合があります。また、細胞を破壊する為に必要な熱が行きわたらないことで硬毛化のリスクもあります。これらのデメリットは、決められたエリアに必要な熱量の設定をきちんと行っていれば軽減されます。脱毛施術で蓄熱式を選ぶ予定の方は、しっかりとデメリットも理解したうえで契約を行いましょう。契約の際に硬毛化などのリスクの説明などが十分ではないクリニックはやめておきましょう。

 

■脱毛機選びのまとめ

私個人のオススメは、やはり蓄熱式の脱毛です。硬毛化などのリスクがあるとはいえ、やはり総合的に見て蓄熱式脱毛が強いなという印象。

特に私は痛みに弱いので、痛くない医療脱毛を探されている方に強くオススメしたいです。痛いのを我慢しても、結局続けられなくなってしまっては本末転倒ですからね。先ほどもお伝えしたように、蓄熱式脱毛機の中にはバルジ領域だけでなく毛母細胞も破壊できる機械がありますので、せっかく蓄熱式脱毛を選ぶのであればぜひそういった機械を取り扱っているクリニックを選んでください。

実は当院で取り扱っているソプラノチタニウムも、蓄熱式でありながらバルジ領域と毛母細胞の両方を破壊できます。どうせ脱毛するなら発毛・育毛両方の組織を破壊してしまおう!という、ダブルで効果を実感できる脱毛機なんです。また、ソプラノチタニウムは蓄熱式とショット式とを選んで施術できるので、そういった点でもおすすめの脱毛機ですよ。

※ソプラノチタニウムについての詳細はこちらをご参照ください。ソプラノチタニウムについて

 

今回は蓄熱式と熱破壊式の脱毛について詳しく調べてみましたが、いかがでしたでしょうか。一言で医療レーザー脱毛といっても、しっかりと調べてみるとこんなにも違いがあるのですね。どちらの方法にもメリット、デメリットがあるので、今回のコラムがみなさんの脱毛クリニック選びの参考のひとつになれば幸いです。

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