美容コラム

美肌治療

シミの種類とおすすめ施術

日差しが強くなってきたこの頃、皆様シミ対策はしっかりされていますか?
美肌をつくり、守っていくためには、日焼け止めは年中無休で毎日、日傘は3月半ばごろから使用するのがおすすめされています。

紫外線の怖い所は、シミを増やすだけでなくシワやたるみの原因にもなるところ。
ですが今日はまずこの『シミ』に着目して、皆様に最適な施術をご案内していきます。

 

■紫外線だけが原因じゃない?!シミの種類とできる原因

多くの方が悩まれている『シミ』は、先ほどもお伝えした紫外線の影響によってできてしまうことが多いということはもう皆さまご存じですよね。でも実は、シミができる原因は紫外線だけでなかったんです。

①老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)

 

 

多くの方が『シミ』と聞いて思い浮かぶのがこの老人性色素斑。紫外線の影響でできるシミで、規則性はなく皮膚との境目がはっきりしているシミです。

茶色~こげ茶色で、主に紫外線が当たりやすい頬骨付近からこめかみ周辺やなどにできることが多く、手の甲などにできることもあります。

 

①雀卵斑(じゃくらんはん)いわゆるソバカス

 

 

左右の頬骨を結ぶように横一直線に細かいシミができる、いわゆるソバカスと呼ばれるものです。幼少期から発生し、思春期頃に一番濃くなります。実は肝斑との見分けが難しいシミでもあるのですが、ソバカスは鼻の上にも広がっている為そちらで判別します。先ほどの老斑とは違い皮膚との境目は不明瞭です。春から初夏にかけて濃くなることもあります。

 

③肝斑(かんぱん)

 

 

30代~40代の女性に多く発生し、男性にはめったに見られないのが特徴です。頬骨のあたりにもやもやとした薄いしみが生じ、徐々に両方の頬に拡大します。肝斑は左右対称に広がるのが特徴で、鼻下に生じることもあります。肝斑の主な原因は女性ホルモンの乱れと言われており、顔を擦るなどといった日常生活の少しの刺激でも悪化しやすい為、診断を間違わないように慎重な診察が必要です。

 

④炎症性色素沈着(えんしょうせいしきそちんちゃく)

 

 

炎症を伴うニキビや火傷などの外傷、かぶれや湿疹、時には虫刺されなどでもできるシミです。肌の炎症が皮膚のメラノサイトを刺激することで多くのメラニンを生み出させてしまうことが原因で、これらは肌の炎症の赤みが落ち着いてから茶色~黒っぽいシミとなって現れます。体質的に色素沈着しやすい方もおり、少し怪我をしただけで跡が残るという方はこのタイプです。

 

⑤ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)

20歳前後で発現しやすく、灰色~青っぽくくすんだ褐色をしています。ADMはファンデーションを塗ると分かりやすくなるので、素肌の状態では茶色っぽく見えるのにお化粧をすると青っぽい色になる方はADMの可能性が高いと言えます。頬骨周辺や小鼻では斑状、目の下では帯状の形をしていることが多く、肝斑などと間違われる場合もあります。保険で治療できる場合があるので、まずは保険診療を行っている皮膚科を受診しましょう。

 

⑥太田母斑

通常のシミよりも皮膚の深いところにあり、灰青色に褐色が加わったような独特な色をしています。通常、お顔の片側に出現します。 典型的な太田母斑は額や眼の周り、頬に多く見られます。生まれた直後にはありませんが、生後1年以内に出現するとされています。保険で治療できる可能性が高いので、まずは保険診療を行っている皮膚科を受診しましょう。

 

■それぞれのシミに有効な美容施術を知ろう!

ひとくちに『シミ』といってもこんなに種類があることに驚きです。さて、シミの種類が分かったところで、それぞれのシミにどんな施術が有効なのかを改めて見てみましょう。

 

・老人性色素斑

★ピコスポット(シミ取り放題)

狙ったシミにピンポイントでレーザーを照射することで、周辺の皮膚に与えるダメージを最小限にした治療です。顔全体ではなく気になるシミだけを撃退できるので、『このシミだけ取りたい!』という方におすすめ。施術中はゴムで強めに弾かれたような感覚です。

直後から数時間は施術箇所がヒリヒリするのですが、その後は痛みもありません。3日ほどでシミの色が濃くなり、1週間ほどするとシミがぽろっと取れてきます。

施術後は、シミが取れたあともしばらくは保湿・紫外線対策が必須です。この対策を怠ると、炎症性色素沈着を起こすことがあるので注意しましょう。

 

・ソバカス

★ピコトーニング

ピコレーザーを用いた治療の中で最も穏やかな波長を用いて治療を行います。

お顔全体に満遍なくレーザーを照射し、何度か回数を重ねることでソバカスを薄くしていきます。皮膚の上でぱちぱちと弾けるような感覚で、ゴムで軽めに弾かれる感覚だったり、強い炭酸がお肌の上でパチパチしているような感覚です。(※感じ方には個人差があります。)ソバカスを薄くするだけでなく、お肌全体のトーンアップや、きめを整えてくれます。

 

★フォトフェイシャルM22

IPLという、お肌に優しい光をお顔全体に照射していく施術で、シミをはじめ様々なお悩みに対応できる施術です。お肌に負担が少ないマイルドな治療法なので、ダウンタイムがほぼありません。穏やかな治療なので、ダウンタイムがほぼない代わりに複数回の治療が必要です。

 

・肝斑

★肝斑コース(ピコトーニング+内服(ビタミンC+トラネキサム酸)+外用薬(ハイドロキノン))

強い刺激を与えると逆効果なので、波長が穏やかなトーニングと内服、外用薬による治療が最もおすすめです。これらの治療を組み合わせることで相乗効果を発揮するので、トーニング単体で施術を行うよりも早く肝斑を改善してくれます

 

★エレクトロポレーション(レナトスTa+ 導入)

特殊な電気の刺激を利用して、細胞内部へと有効成分を届ける施術です。

エステなどで行うイオン導入では浸透しない高分子の成分をお肌の真皮まで届けることができます。イオン導入ではせいぜい角質層までなので、全く別物ですね。導入液の『レナトスTa+』は、トラネキサム酸やビタミンC誘導体を豊富に含んだ美容エッセンスで、メラニン色素が作られるのをブロックしてくれます。

エレクトロポレーションは、目立ったダウンタイムがないため、ダウンタイムが気になってなかなかレーザー治療に踏み込めないという方におすすめです。

 

・炎症性色素沈着

★フォトフェイシャルM22

ニキビによる炎症で赤みがまだ残っている場合は、フォトフェイシャルのアクネフィルターを用いた治療がおすすめ。複数回施術が必要になりますが、ニキビの原因であるアクネ菌を殺菌してくれます。

 

★サリチル酸マクロゴールピーリング(ケミカルピーリング)

肌の古い角質を除去してターンオーバーを活性化させることで、ニキビ肌やニキビ跡、くすみを改善させる治療法です。こちらも複数回の施術をおすすめします。

炎症性色素沈着の治療には、炎症を起こす可能性のある強いレーザー治療はおすすめしません。まずは肌の代謝を上げ、繰り返しニキビができる場合はニキビができにくい肌質へと変えていきつつ治療しましょう。ゼオスキンのセラピューティックコースなどもおすすめです。

 

いかがでしたでしょうか。老若男女問わず肌悩みとして多くの方が悩まれているシミ。けれどシミの中には安易に自己診断で施術を決めてしまうとかえって悪化してしまうものもあります。お悩みは必ず医師に相談してくださいね!

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