毎月やってくる生理に、気分が下がる方は多いですよね。
気持ちも体調も不安定な時期にニキビや肌荒れが起こってしまい、余計にストレスが溜まってしまうなんて悪循環が生まれてしまうことも。
今回は、そんな女の子の日にオススメしたいケアをご紹介いたします。
生理中はなんで肌荒れを起こすの?
生理前、生理中に肌が荒れてしまうのは、生理周期に合わせてホルモンバランスが変化しているからです。女性の体は毎月「卵胞ホルモン」と「黄体ホルモン」という2種類の女性ホルモンの量が増減することで肌のコンディションが変化しています。
「卵胞ホルモン」が増えるとお肌の調子が良くなり、逆に「黄体ホルモン」が増えるとお肌のバリア機能が低下してしまい、肌荒れを起こしてしまいます。
生理が終わってから10日間ほどは『卵胞期』と呼ばれており「卵胞ホルモン」が増えてお肌のコンディションが良く、綺麗なお肌をキープしやすいです。しかし、排卵後から生理直前にかけては『黄体期』と呼ばれる「黄体ホルモン」が増えるので、肌荒れが起こってしまいやすくなります。
ですので、生理前・生理中の方は誰でも肌荒れしやすいものなのです。気にしすぎてストレスを溜めてしまったり、触ったりしてしまうと余計に荒れてしまう原因になりますのでなるべくこの時期は「しょうがない」と思って過ごすことが大切です。
生理中の肌荒れはセルフケアで防ぐ!
生理前から生理中にかけてはお肌の調子が良くないため、美肌施術や新しいスキンケアを試してみたくなりますよね。
ですがこの『黄体期』は先ほども記載した通りお肌はバリア機能が低下している状態です。なのでレーザーやピーリングといったお肌に刺激を与えて美肌を目指す施術はお勧めできません。また、新しいスキンケア用品を取り入れるのもお勧めはしません。ご自身のお肌に合うか分からないものを弱ったお肌に与えるのは避けましょう。
この時期は普段使っているスキンケアの中から、特に優しい成分のものを選んであげましょう。とにかくお肌を労ってあげることが大切です。洗顔は必ず泡立てていつもより優しく行う、乾燥しやすくなっているためいつもよりたっぷり化粧水を使いしっかりと保湿を行うことをオススメします。
生理周期に合わせたケアや美肌施術
■月経期の肌荒れはお肌を労り、休める
お肌が敏感になり、乾燥しやすい期間です。お肌のごわつきや角質が気になってもピーリングなどのお肌へのダメージや負担になってしまうケアはやめましょう。使用するスキンケア用品もなるべく無添加・低刺激のものを選んであげると安心です。
生理中は血液中の鉄分がどんどん体の外へ出ていってしまうため鉄分不足になるので、コラーゲンの生成が促されなくなります。そのため小皺、ハリや弾力が無くなる、ターンオーバーが乱れるといったお肌のトラブルが起きやすいため、サプリメントやドリンクなどで補ってあげると良いでしょう。
■卵胞期はお肌の調子が最高潮!美肌施術を受けるのもお薦め
生理周期で見た時、1番お肌の調子が良いとされているのがこの期間です。少し刺激のあるピーリングやレーザー系の美肌施術を受けるのもおすすめです。なので、お金と時間をかけて綺麗になるならこの時期にしましょう。
■黄体期・生理前は無理をしないで
お肌の内側は乾燥しやすく、表面は皮脂の分泌が多くなりインナードライになりやすい時期です。ニキビなどの肌トラブルが起きやすくなりますが、気になって皮脂を落としすぎて更にインナードライが悪化してしまうという悪循環に陥りやすいです。大切なのは、洗顔でお肌を清潔にしてあげること、たっぷりの化粧水やパックで保湿をしてクリームで油分を補うことです。
■生理中でもできる美肌施術
エレクトロポレーションは当院で行える美肌施術の中でも優しいもので、刺激や副作用が少ないため生理中でも行うことができる施術です。こちらの施術は電気の力を利用して、細胞内部へと有効成分を届けます。先ほど説明した生理中になりがちな乾燥、小皺、ハリや弾力の減少、ターンオーバーの乱れといったお肌のトラブルに効果があるので、生理中にはぴったりの美肌施術と言えます。
普段何気なく感じている「今日お肌の調子いいかも!」といった感覚は「なんとなく」ではなく、女性ホルモンのバランスによる生理周期の影響かもしれません。ご自身の生理周期を把握しておけば合わせてお肌の調子を理解して適切なスキンケアや美肌施術がわかります。肌トラブルを抑えるだけではなく、美肌・美白を目指している方は知っておくとより効果的に美肌に近づくことが可能です。
最近では、生理周期を確認できるアプリもあります。まずはご自身の生理周期から知っておきましょう。美肌だけではなく、病気や体調も知ることができる生理は女性にとって大切なものです。この機会に見直してみるのも良いかもしれません。上手く生理と付き合いながら、美肌を目指していきましょう。