SNSやネットなどで「蒙古襞(もうこひだ)」について調べている方も多い中、調べてもいまいちよく分からない・・・とお困りの方も多いはず。
本コラムでは、蒙古襞やその見分け方について分かりやすく解説いたします!
また、蒙古襞がある人とない人での印象の違いについても解説しますよ。
コラム監修ドクター
宮田洋佑シンデレラ&ダヴィンチクリニック院長
2010年 北里大学卒業後、初期研修を経て心臓血管外科へ進む。2016年 美容外科へ進み、共立美容外科をはじめとして複数の大手美容外科に勤務。院長、技術指導医を歴任する。2021年 独立し名古屋駅前でシンデレラ&ダヴィンチクリニック院長を務める。
元日本外科学会認定専門医/日本美容外科学会正会員/日本アンチエイジング外科学会正会員
蒙古襞とはどこの部分?見分け方について分かりやすく解説
蒙古襞(もうこひだ)とは、目元の目頭側に張り出した皮膚のことで、特にアジア人に多い特徴です。しかし、アジア人だからといって必ずしもすべての人があるわけではなく、この蒙古襞がない方もいます。

こちらのお写真の方は蒙古襞がある方。
目頭側に張り出した皮膚、分かるでしょうか?こちらのお写真に分かりやすく線を引いたものがこちら。

この点線で囲んだ部分が「蒙古襞」と呼ばれる部分です。
こちらの方は、この蒙古襞があることで、目の粘膜が見えない状態です。
一見、全ての人にこの蒙古襞があるようにも思えますが、その程度はさまざま。全くない方もいれば、少しだけある方もいます。こちらのお写真の方は、蒙古襞の張りが比較的強い方といえます。

こちらの方も、同じく蒙古襞の張りは強め。分かりやすく片方だけ点線で囲ってみました。
同様に蒙古襞が張っている為目の粘膜が見えませんね。
つづいてこちらの方

こちらの方は逆に蒙古襞がほとんどありません。目頭がぐいっと内側に食い込むような形になっており、目頭の粘膜がしっかり見えています。
そして最後はこちらの方。

こちらの方は左右で蒙古襞の張り方が違います。
どちらも目頭側の粘膜は見えているのですが、右目(向かって左側)は蒙古襞がなく、左目(向かって右側)はほんの少しだけ蒙古襞があります。
それでは、気になる西洋人の目元を見てみましょう。

お分かりでしょうか。蒙古襞がまったくなく、目頭が内側にしっかりと食い込んだ形となっています。
このように、人種により蒙古襞の有無の比率は変わりますが、全ての人に蒙古襞があるわけでも、ないわけでもありません。また、人によっては左右で蒙古襞の状態が異なることはよくあります。
蒙古襞がある人とない人の特徴

それでは、蒙古襞があることで目元にどんな影響をあたえるのでしょうか。
蒙古襞がある人・ない人でどんな印象をもたらすのかをまとめました。
蒙古襞がある人
・幼くあどけない印象
・アジア系の顔立ち
・かわいらしい印象
・清純なイメージ
蒙古襞がない人
・大人っぽくきりっとしたイメージ
・西洋系の顔立ち
・かっこいい、または美人のイメージ
・目力が強い
蒙古襞の有無でお顔の印象がかなり左右されるのがわかりますね。
もちろん、お顔の印象は目元だけではなく眉毛の形や輪郭、お鼻、髪型などでも変わるのですが、人の顔を一番最初に見る時、目元の印象はかなり大きいといえます。
蒙古襞はあったほうがいい?なくすべき?
さて、ここまで蒙古襞について解説してきましたが、まだ「結局蒙古襞ってあるなしどっちがいいの?」と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
結論からいうと、「自分がなりたい印象による」と言えるでしょう。
先ほども解説したとおり、蒙古襞のある・なしによって目元の印象は大きく変わります。
そのため、ご自身が「こういう印象の顔になりたい」という理想像があれば、その理想像に近いイメージを多くもっている方に合わせるとよいでしょう。

ですから、単純に蒙古襞があった方が良い・悪いではなく、なりたいお顔によっては蒙古襞があった方が良い方もいますし、ない方が良い方もいるのです。
蒙古襞をなくす方法は?
さて、ここまで蒙古襞がどの部分のことを指すのかということや、有り無しの印象の違いについて解説してきました。つづいては蒙古襞をなくしたい場合の対処法について解説していきます。
まず、蒙古襞をセルフマッサージなどでなくす方法はありません。
なので、蒙古襞をなくしたい場合には手術で取り除く必要があります。
蒙古襞を取り除く手術は「目頭切開」という手術が行われることが主流です。

目頭切開は実は手術時間が約30分と、切開を伴う手術でありながら短時間で終わるため、患者様の負担も少ない手術といえます。

こちらの方は目頭切開のみを施術。
蒙古襞を少しだけ切除して、離れ目感を改善しました。あえて蒙古襞を少しだけ残して、違和感なくなじむようにデザインしています。
目頭切開をするだけでもお顔や目元の雰囲気を変えることはできますが、さらにイメージを変えたい方や二重のデザインにこだわる方は、埋没や二重切開を同時に施術するとさらに印象が大きく変わります。

こちらの2つの症例は、目頭切開と二重施術を併用されたモニター様の症例です。
ご覧のとおり、どちらの症例も二重施術と一緒に目頭切開を行うことでより目力が強い印象になっているのが分かります。
また、目の大きさそのものも術前よりも大きく見えますね。
このように、お顔の印象を大きく変えたい方は、目頭切開の単独手術ではなく、他の手術と組み合わせて行うとよいでしょう。
蒙古襞を作りたい場合の施術は?
これまで蒙古襞を取り除く手術について解説してきましたが、もともと蒙古襞がない方が蒙古襞を作りたい場合はどうすればよいのでしょうか。
実は、蒙古襞は手術でつくることもできるのです。
そういった手術は「蒙古襞形成」とよばれ、平行二重の方が末広二重にする場合や、目頭切開などの手術で蒙古襞を取り過ぎてしまった人が適用となります。
当院では蒙古襞形成はおこなっていませんが、患者様のご希望や目元の状態に合わせて、その時最適な手術をご提案しています。
お顔のバランスやなりたい雰囲気によっては、蒙古襞は少しあった方がいい場合もあります。自分の顔のバランスが分からない、蒙古襞を取ったら不自然になる気がする、という方は、ぜひプロである医師にご相談ください!
目頭切開の相場はいくらくらい?

それでは、目頭切開の価格の相場はどのくらいなのでしょうか?
もちろん、クリニックによって価格差はあるものですが、平均的な価格を知ることで、思わぬ価格トラブルに巻き込まれずに済みますので、知っておいて損はないですよ!
目頭切開は、両目でおよそ20万円~30万円程度が相場だと言えそうです。
シンデレラ&ダヴィンチクリニックでは目頭切開単独の手術で275,000円(税込)、二重の手術と同時に手術する場合は220,000円(税込)となります。
また、クリニックによってはモニター価格などが設定されています。モニター価格などの特別な割引価格は、平均相場よりもお安く施術できる場合があります。
もちろん、この価格がすべてというわけではありませんが、ホームページに表記してある価格だけでなく、麻酔代や針・糸代、薬代としてオプションで価格がつりあがっていくこともあるので、手術に必要な物品などをオプションとしているクリニックには注意してください。
目頭切開の傷跡はどのくらい残る?
目頭切開はメスで皮膚を切る施術のため、傷跡を気にされている方も多いはず。
そこで、当院で目頭切開の手術をされた方の傷跡の変化をご紹介します。

目頭切開後1ヶ月の時点では、まだ傷は赤く盛り上がっていますね。
3ヶ月で赤みがかなり軽減し、盛り上りは少しだけ残っていますが目立つような傷跡ではなくなってきました。5ヶ月になると、赤み、傷の盛り上り共に全く分からないほどきれいになりました。
目頭切開は、比較的傷跡が残りやすい施術と言われていますが、術後のケアをしっかりと行うことでここまできれいになります。
目頭切開の傷は、術後1ヶ月程度はワセリンなどで保湿をし、可能であれば保護テープなどで傷を保護すると、早くきれいに治ります。
目頭切開だけではありませんが、傷跡に紫外線があたることで、色素沈着などのトラブルが起こりやすくなるため、傷口の保護はしっかりと行いましょう。
宮田院長の症例は▼
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