そろそろ花粉がツラい季節になってきました。花粉症は自然が原因で起こるものなので、季節が過ぎるまで待つしかないのがつらい所ですよね。
花粉症にお悩みの方に、『どの症状が1番つらいですか?』というアンケートを行ったところ、このような結果になりました。
やはりお鼻の症状が1番ツラいという方が多い結果となりました。鼻水や鼻詰まりは頭がぼーっとしてきますし、くしゃみが止まらないのも周りの目が気になります。
でも実はその花粉症による鼻の諸症状をお薬以外で緩和する方法があるのです。
■花粉症にもボトックス!鼻の粘膜に垂らすだけでOKな花粉症ボトックスとは?
花粉症の症状を緩和する方法といえば、アレルギー薬ですよね。アレルギー薬は市販でも手に入るものが多いので、気軽に試せるのが良い点です。最近では1日1錠で24時間効果が出るというものも売られています。しかし、飲むのを忘れてしまうとその効果は当然発揮されません。そこで、飲むのが面倒、飲み忘れが多いという方にお試しいただきたいのが花粉症ボトックスです。
花粉症にボトックス?と疑問に思う方も多いでしょう。しかし、ボトックスは花粉症にも有効であるということが証明されているのです。
■ボトックスで花粉症の症状が和らぐ理由
アレルギー源の花粉が鼻の粘膜に付着すると免疫反応が起こり、ヒスタミンと呼ばれる化学物質が放出されます。
このヒスタミンが知覚神経を刺激することで鼻水やくしゃみなどの症状が現れるのですが、ボトックスには知覚神経が刺激される際に出る神経伝達物質をブロックするはたらきがあるのです。
花粉症の症状が出ている時にボトックスを粘膜に浸透させることで鼻水などの症状を抑制することができます。
■鼻の粘膜にボトックスって痛くないの?
花粉症ボトックスは、通常のボトックス注入とは違い鼻の粘膜に針を刺して注入するものではありません。
鼻の粘膜にボトックスを垂らして浸透するまで時間を置く方法なので、痛みはまったくありません。浸透を待つ時間も5分程度で終了するので、患者様にとって非常に負担の少ない施術といえます。
アレルギー薬の副作用のように眠気がくることもないので、副作用に悩んでいる方にもおすすめです。
■花粉症ボトックスの施術方法
①まず、粘膜への浸透をよくするために患者様には鼻をよくかんでもらい、鼻垢を取り除きます。
②ベッドに横になっていただき、鼻の粘膜にボトックスを滴下します。
③鼻の粘膜にまんべんなくボトックスが行きわたるように鼻をつまんで揉みます。
④そのまま5分ほど横になっていただき粘膜にボトックスを吸収させます。
施術は本当にこれだけで、ごく短時間であっという間に終わります。
稀に喉までボトックスが垂れてくることはありますが、吐き出していただいてもそのまま飲み込んでいただいても身体に影響はありません。
いかがでしょうか。ボトックスでも花粉症による鼻の症状を改善させることができるなんて驚きですよね。花粉症ボトックスは現在、鼻の粘膜にしか行うことはできません。また、効果の持続期間もおよそ2週間程度と一時的なものです。しかし、どうしてもツラい鼻の症状にお悩みの方や『この期間だけは症状をなくしたい!』など、大事な場面を控えている方は検討する価値ありではないでしょうか?