本当にきれいな人は髪まできれい。
そんな言葉を聞いたことはありませんか?髪がさらさらでツヤがあると、それだけで身だしなみのランクがひとつ上がったようなイメージを持たれます。逆に、どんなにお肌や洋服をきれいにしていても髪がぼさぼさでツヤがなく、枝毛ばかりの髪では清潔感がありきれいな印象は持たれません。
本日はいつもお肌や身だしなみに気を遣っているみなさまが一段上の「美しさ」を目指す為にヘアケアについてお話していきます。
きれいな髪の基準はツヤ!ダメージで老け見えに注意
男性美容師1000人以上に『美しい髪の条件は?』というアンケートを行ったところ、『ツヤがあること』を上げた方が最も多く、全体の73%にも上るという結果がでています。つづいて『ハリがあること』が71%、『色が均一である』が52%となっており、一般的に美しいとされる髪の基準は、ツヤとハリがあり、白髪などが少なく染めた色も均一であることが条件だと言えそうです。
髪にツヤやハリがあると若々しく清潔な印象を与えますが、逆に髪に無頓着な人に対する印象は「老けて見える」「美容に関心がなさそう」「だらしなく見える」などマイナスなイメージの回答しかありませんでした。
髪の状態ひとつでマイナスなイメージを持たれてしまわない為にも、ヘアサロンなどで行う特別なケアだけでなくご自宅でのデイリーケアにも気を遣っていきましょう。
日々の簡単なケアで髪質は改善できる
髪質を改善するために必要なケアは、美容室で行う特別なトリートメントだけではありません。むしろ毎日のホームケアの方が重要だといえるでしょう。
これは美肌を作る為にご自宅でスキンケアをがんばるのと同じ。日々の小さな行動の積み重ねが美肌や美髪をつくるのです。
①シャンプー・トリートメントを変える
ご自身の髪質や現在の髪の状態にあったシャンプーに変えることで、髪質は改善します。
髪質や髪の状態がよくわからないという方は、サロンに行った際に担当の方に聞いてみるのもオススメです。サロン専用シャンプーは高い…という方でも、今はSNSで髪質やお悩みごとにあった市販のシャンプーを紹介している美容師さんもいますので、一度しらべてみるのもオススメです。
②洗い方を変える
実は、シャンプーなどを変えなくても洗い方ひとつで髪質はよくなります。
1. 髪を濡らす前にブラッシングする
2. 38℃前後のぬるま湯で3分程度髪を予洗いする
3. シャンプーは髪の生え際など外側につけ、中心に向かってしっかり泡立てながら洗い、毛先はごしごし洗わない
4. 頭皮をしっかりマッサージする
5. トリートメントは毛先→髪の中腹までしっかりなじませてから洗い流す
この5点を意識した洗い方に変えるだけで、驚くほど髪の質感が変わるのでぜひ試してみてください。すこし手間はかかりますが、筆者はこの方法を試してから髪のまとまり感やさらさら感を実感しています。
③ドライヤーを変えてみる
ドライヤーを良いものに変えてみるというのもひとつの手です。
実は髪は濡れた状態が一番ダメージを受けやすいので、お風呂から出たら放置せずにすぐに乾かすことが重要なのですが、この時使うドライヤーによって熱を与えすぎてしまったり、風量が十分でない為に乾かす際に時間をかけすぎてしまったりすることでも髪のキューティクルは傷ついてしまいます。
そこで、髪に不要な熱を与えすぎず、十分な風量があるドライヤーを使用することで髪を最小限のダメージで早く乾かすことができます。
様々なメーカーから様々な価格帯のドライヤーが販売されていますが、やはりお値段が高いドライヤーというのは値段なりに髪の構造などのことを考えてつくられていますので、ご自身のお財布事情や価値観と照らし合わせてドライヤーの見直しをしてみるのも良いのではないでしょうか。
筆者は最近某有名メーカーの最新型の高級ドライヤーを奮発して購入したのですが、シャンプーやトリートメントも変えずいつも通り洗髪をしているのにも関わらず驚くほど髪質が変わったので、ドライヤーが髪にとってどれほど重要なアイテムだったのかを痛感しました。ほぼ毎日使うアイテムだからこそこだわってみてはいかがでしょうか。
④トリートメントを取り入れてみる
ヘアトリートメントには、濡れた髪の状態で使用するインバストリートメントと、お風呂上がりの髪に使用するアウトバストリートメントがあります。
それぞれ種類によって目的も違うのですが、一般的に濡れた髪に使用するインバストリートメントは有効成分の濃度が高く、髪に浸透しやすいと言われています。
一方でアウトバストリートメントには、ドライヤー前のタオルドライした髪に使う物とドライヤー後に使う物の2種類があり、ドライヤー前に使うものはドライヤーの熱から髪を守ってくれる働きがあります。ドライヤー後に使用するトリートメントの多くは一般的にヘアオイルと呼ばれるものが多く、髪に必要な水分を蒸発させないように保ちつつ、しっとりとまとまった髪にしてくれます。
もちろんすべて使用できれば良いのかもしれませんが、手間も時間もお金もかかることなので、ご自身の生活の中で1番取り入れやすいアイテムから試してみると、トリートメントの負担を感じにくいのでおすすめですよ!
また、トリートメントの種類も多いため何を買ったらいいかわからない!という方は、シャンプー同様普段通われている美容室の担当の方に聞いてみましょう。