女性の永遠のテーマ『ダイエット』。
リバウンドを繰り返す方もいれば、痩せた体型をずっとキープしている方もいますよね。
ダイエットは精神的にも体力的にも疲れてしまうので、できれば過度なダイエットをすることなく、一定の体重をキープできるのが理想です。
では、リバウンドを繰り返してしまう方と痩せた体型をキープできる方との違いはどこにあるのでしょうか。
■まずは自分の体型に合った体重を知ろう
人は身長などによってそれぞれ適正な体重が違うことをご存知でしょうか。
広く一般的に用いられており、身長から算出できる適正な体重のことを『適正体重』といいます。ダイエットの経験のある方なら1度は耳にした言葉でしょう。
また、その他にも同じように身長から『美容体重』や『モデル体重(シンデレラ体重)』も算出することができます。それぞれの体重は、以下のように定義されています。
【適正体重】
日本肥満学会より、BMIが22であることを適正体重(標準体重)としており、統計的には最も病気になりにくい体重とされています。
【美容体重】
BMI値20で計算されており、『ほどよく肉付きがあり、見た目的にスリム・スタイルがいい』と言われる体重です。
痩せすぎているわけではありませんが〝細身〟に分類される体重で、服もキレイに着こなすことができ、バランスの良い見た目といえます。
【モデル(シンデレラ)体重】
BMI値18以下で計算されており、一般的に『モデルのような見た目』と言われる体重です。
芸能人やモデルなどに多い体重と言われていて、BMI判定では痩せすぎに分類されます。『痩せすぎ』では、月経不順や貧血などの健康リスクが高まります。
このように定義されているそれぞれの体重は、以下のように求めることができます。
当院では、健康リスクを高めることなく美しいボディラインを目指す『美容体重』を目指すべき目標として解説させていただきます。
■痩せている人の生活を真似してみる
職場の同僚や学校のお友達や先輩に、いつでも同じ体系をキープしているという方が1人はいるのではないでしょうか。『痩せるために何をしたら良いのか分からない』という方は、まずは身近にいる人の生活習慣を真似してみるというのも方法の1つです。
とはいえ、自分とは真逆の生活をしている方を100%真似るのは難しいので、まずはご自身の生活の中に取り組めそうなところから真似してみましょう。
例えば、当院のスタッフを例に挙げてみましょう。ご紹介するスタッフは、常に美容体重~モデル体重をキープしているスタッフです。
【スタッフAの生活】モデル体重
・仕事がない日でもだいたい同じ時間に起床している
・休みの日に外食で好きなものを食べる代わりに、仕事の日の食事に気を付けている
(昼はサラダボックス、夜は納豆とスープのみなど)
・週に1回はホットヨガに通って汗を流している
・夜は0時までに就寝するように心がけている
【スタッフBの生活】モデル体重
・夜は22時には就寝している
・週2回はジムで運動をしている
・辛い物が好きでよく食べる
・食事はできるだけ手作りを心がけている
・毎日湯船に浸かっている
【スタッフCの生活】美容体重
・毎日寝る前に全身のストレッチをしている
・週3~4日ほど家でできる筋トレをしている
・毎日湯船に浸かっている
・野菜は必ず2品以上食べる
・水を1日2ℓ飲んでいる
・ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、Lカルニチンをサプリメントで摂取
・お酒は飲まない
いかがでしょうか。今回スタッフから話を聞いた感じでは、『カロリーの高いものは絶対に食べない!』という人はいませんでした。
甘いものやジャンクフードなど、好きなものを食べる代わりに定期的な運動を取り入れて汗を流しているスタッフもいることから、食べるのを我慢するストレスを溜め込まないことがひとつのポイントかもしれません。
また、今回調査したスタッフは全員タバコを吸わないという共通点もありました。
ほかにも、早く寝る・早く起きるなど生活の基本ともいえる睡眠時間を十分にとることも大切といえそうです。できれば就寝時間は早い方がよいでしょう。
また、食べ物で栄養が偏りがちな方はサプリメントで補うとよいでしょう。
特にビタミン類、ミネラル類は意識して取らなければ不足しがちなので、ご自身の食生活を見直したうえで、足りない栄養がないか確かめてみましょう。
いかがでしょうか。今回のコラムでは『痩せた体型をキープする方法』をご紹介していますので、短期間で○○㎏痩せるというものではありません。
ですが、常に同じ体系をキープし続けている人の生活を少しずつ真似ていくことで自然と体重も落ちていくことでしょう。