イソトレチノインとは
ビタミンA誘導体の『レチノイド』が主成分の内服薬。
抗炎症作用により、肌の赤みの改善や毛穴づまりなどに効果を発揮します。繰り返しできるニキビや重症のニキビの改善に効果的です。
海外では保険適用で広く使用されている内服薬ですが、日本ではまだ保険適用の対象ではありません。そのため、日本国内で処方される場合は自由診療(自費)となります。
一般的に、重症ニキビの治療に処方されるお薬で、当院では『アクネレント』を処方しています。
イソトレチノインの効果
①皮脂分泌を抑制する
イソトレチノインは皮脂腺を小さくさせ、皮脂分泌の量を減らす働きがあります。
皮脂の過剰分泌を防ぐことにより、ニキビの原因となるアクネ菌の増殖を防ぎ、ニキビができにくいお肌に導きます。
②毛穴づまりを改善する
イソトレチノインは皮脂細胞の角化異常を起こしにくくする働きがあります。
角化異常が起こると、皮膚が硬くなり、毛穴がふさがりやすくなるため、皮脂詰まりを起こしやすくなってしまいます。イソトレチノインを服用することで、角化異常を正常化し、毛穴のつまりを起こしにくくする効果が期待できます。
③ニキビの炎症や赤みをしずめる
アクネ菌の増殖によって異物を排除するための免疫反応が起こり、肌に炎症が生じます。
イソトレチノインを服用することで、免疫反応を抑え、ニキビの炎症や赤みをおちつかせる効果が期待できます。
効果の実感と服用方法
イソトレチノインの服用を開始してから、およそ4週間~6週間程度で徐々にその効果を実感できることが多いとされています。ただし、服用をはじめてから1週間~2週間程度は、一時的にニキビが悪化することもあるため、服用を始めてすぐにやめてしまわず、根気よく続けることが大切です。※効果や効能の現れ方には個人差があります。
服用方法
1日1錠(20㎎)から服用をはじめ、症状を見ながら増量することがあります。
期間はおよそ16週~20週は服用することが推奨されています。
服用を中止してもしばらくは効果が持続することが多いですが、服用をやめてからニキビが再発する場合は、内服を再開することがあります。
イソトレチノインの内服で気をつけること
・アクネレントには大豆油が含まれるため、大豆アレルギーの方には処方できません。
・副作用において、稀ではありますが肝機能異常や高脂血症などが挙げられるため定期的な採血が必要となります。服用開始前と服用後、さらに長期服用した際に血液検査の数値が悪化している場合は服用を中止することもあります。
〈他の薬やサプリメントの飲み合わせは?〉
飲み薬の抗生物質、ビタミンA含有のサプリメントとは併用できません。
その他にも、副作用のリスクが高まるなどの懸念があるものもあるため、普段から飲んでいるお薬やサプリメントがある場合は必ず医師に相談するようにしましょう。
C&Dのイソトレチノインの料金
10㎎(30錠) 21,000円(税込)
20㎎(30錠) 34,000円(税込)
※最長3カ月分まで購入が可能です。
※2ヶ月分まとめ買いで3%OFF、3ヶ月分まとめ買いで5%OFFいたします。
採血代 5,500円
※初めての処方当日と、その後は3ヶ月おきに採血をおこないます。
コース施術と併用して服用する場合
10㎎(30錠) 12,600円(税込)
20㎎(30錠) 30,600円(税込)
※最長3カ月分まで購入が可能です。
※2ヶ月分まとめ買いで5%OFF、3ヶ月分まとめ買いで10%OFFいたします。
採血代 3,300円
※初めての処方当日と、その後は3ヶ月おきに採血をおこないます。