美容コラム

美容好きの皆様は「敏感肌」という言葉をよく耳にすることがあるかと思います。 しかし、敏感肌とはどのような状態のお肌を表しているか知っていますか？

実は、敏感肌には明確な定義というものは存在しません。一般的に「皮膚のバリア機能が健康的なお肌と比較して低い状態」 ということを指します。
今回はそんな知っているようで知らない、敏感肌についてご紹介していきます。

■敏感肌の具体的な状態

先ほど明確な定義は存在しないとご紹介致しましたが、「自分は敏感肌だ」と感じている方には下記のようなトラブルが多いと言われています。
・化粧やスキンケアの時にヒリヒリと染みることがある

・乾燥しやすい

・ニキビが出来やすい

・物理的な刺激に弱い

・赤みが出やすい

このような症状はハウスダストや紫外線などのちょっとした刺激が原因なっている場合が多く、さらにかゆみやヒリヒリ感で掻いたり触ったりしてしまうと、お肌を傷つけてしまい症状を悪化させてしまうという悪循環になりやすいため注意が必要です。

■敏感肌になってしまう原因とは？

敏感肌になってしまう原因は、大きく分けて「外的要因」と「内的要因」の2つに分けられます。原因は1つだけではなく、それぞれが絡み合って起こる場合もあります。

○外的要因

①空気の乾燥
空気が乾燥するのは冬だけではありません。夏の冷房が効いている室内の空気はとても乾燥しています。空気が乾燥することで、肌の潤いが奪われてしまい、肌の乾燥を引き金に皮膚のバリア機能が低下してしまいます。その結果、敏感肌になってしまうと考えられています。

②不適切なスキンケア
肌の汚れをしっかりと落としたいあまり、クレンジングや洗顔の際、肌をゴシゴシ擦ってしまうと摩擦によるダメージにより肌に負担がかかってしまいます。また逆にケアを怠ってしまうこともお肌にとってはNGな行為です。敏感肌が気になる場合は、普段のスキンケアを一度見直して見ましょう。洗顔料や保湿クリームなどのスキンケアアイテムは低刺激なものを選んで、お肌に負担のかからないケアに変えていきましょう。

○内的要因

①生活習慣の乱れ
ストレスや忙しさで睡眠時間が短くなってしまったり、つい食事が偏るなど、生活習慣の乱れは肌のダメージに大きく繋がります。早寝早起きを心がけ食生活を改善するなど、生活習慣を見直すことも敏感肌予防にとってとても大切です。

②加齢
年齢を重ねるごとに、表皮・真皮が薄くなったり、肌の弾力が低下するなどお肌の状態は変化していきます。若い頃より外部刺激に弱くなると考えられているため、ちょっとした刺激でもお肌はダメージを受けてしまい、敏感肌へ繋がってしまうのです。

■低刺激のドクターズコスメ

当院で取り扱っているドクターズコスメの中には、敏感肌の方でも安心してお使い頂ける製品もございます。

・プラスリストア

プラスリストアは敏感肌やレーザー治療中の方でも使いやすい、低刺激設計のスキンケアブランドです。レーザー・光治療に25年以上携わり、治療を知り尽くしている「ジェイメック」という会社が肌治療前後に本当に必要なスキンケアを追求し、開発されたドクターズコスメブランドです。雑誌などにも掲載され度々話題となり、肌治療をしていない方にも幅広く使われています。
お肌への刺激・負担ゼロを目指した洗顔料はクレンジングと洗顔がワンステップで完了し無駄な摩擦を与えずしっかりと汚れや角質を落とし、健やかで美しい肌へと導いてくれます。

・MTメタトロン

こちらのブランドはどんな肌トラブルやお悩みにも寄り添えるよう「目標を明確にした成分配合」の精神を追求し、様々なお悩みに対応したスキンケア製品を数多く取り扱っております。
中でも「センシティブケアライン」はちょっとした刺激でも揺らぎやすいお肌に対して、確かな美容成分を与えながらしっかりと保護していくために誕生したシリーズです。肌荒れを防ぎ、肌を柔らかに整えることでターンオーバーをサポートし、皮膚表面の角質層をやさしくケアしてくれます。大気汚染や紫外線、ブルーライト、マスクの着用などお肌を取り巻く環境要因の変化に合わせて2023年3月にリニューアルをし、更に健やかなお肌を保てる製品となっています。

敏感肌は元々の体質だけでなるとは限りません。様々なダメージによる皮膚のバリア機能の低下で、一時的に敏感肌になっている方もいらっしゃいます。「私は肌が弱いから仕方がない」と弱気にならず、今回ご紹介した改善方法やスキンケアでダメージに負けない健やかなお肌を目指していきましょう。